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長嶋茂雄氏が入院するのは、高級ホテルのような「療養型病院」

終活をする際、考えることの1つに住まいの問題がある。最期まで家にいたいと考える人もいれば、高齢者向けの住宅や老人ホームを選択する人もいるだろう。そんな中、病院が手厚い介護と医療ケアを提供する「療養型病院」を選ぶ人が増えている。

現在、長嶋茂雄氏が入院するのは、高級ホテルのような施設。中に入ると、彫刻や絵画があちこちで間接照明の柔らかい光に照らせる。豪華な懐石料理などがふるまわれ、月に何度かはプロの演奏家によるクラシックコンサートも開かれるという。

実はここ、200床を超える病院である。療養型病院とは、ある程度病状が安定している慢性期の患者が入院する病院で、長期療養を目的として、医療措置やリハビリなどの機能訓練を行う。 療養型病院のなかにはこのような「医療型」のほかに、要介護者が入居する「介護型」もあるが、こちらは’23年に廃止される予定だ。

一般的な有料老人ホームと療養型病院の違いは、「運営主体」だ。「有料老人ホームは民間が運営しますが、医療保険が適用される療養型病院は、医療法人か地方自治体しか運営できません」 公共性のある組織が運営するため、民間より費用が少なくて済むことも特徴だ。

長嶋氏が入院する療養型病院のように、医療ケア以外のサービスが充実しているとコストが増す。「療養型病院で近年増えているのは、通常より料金を上乗せして独自のサービスを行うタイプの病院です。そうした先進的な病院は4人部屋でも月50万円程度、個室だと月80万~90万円くらいします」

医療機関のため手厚い医療ケアを受けられる 都心の一等地にある総合病院や大学病院でも、富裕層向けに“特別室”を用意し、至れり尽くせりのサービスを提供するところが増えているという。

なにより、有料老人ホームとの最大の違いは「医療機関」であることだ。「ともに施設内で食事、入浴、排せつなどの日常生活を送ることは同じですが、有料老人ホームは病気が悪化したり、重度の要介護状態になったら退所となるケースが多い。一方の療養型病院には医療スタッフが配置されていて、手厚い医療ケアを受けられます。近年は患者を最期まで看取る療養型病院が増えており、患者にとって終の棲家となっています」

病院経営が厳しくなり、生き残り競争が激しくなるなか、療養型病院は高齢者のニーズに応えようと奮闘している。 4月2日、長嶋氏は巨人の本拠地開幕戦・阪神戦を観戦するため、病院を出て東京ドームを訪れた。 その時に見せた会心の笑顔は、確かに「不安」から解放されていた。

引用元:https://www.news-postseven.com/kaigo/15444

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