限度額適用認定証

高額療養費制度

日本では、全ての国民に公的医療保険に加入することを義務づける国民皆保険制度を取り入れています。この制度によって、大抵の人は実査に掛かった医療費の3割(年齢や所得によって1~3割)の負担になります。

私の場合の冠動脈バイパス術、弁膜症手術(人工弁置換術、弁形成術)と3つの手術を受けるとなると、その手術費用は莫大になります。

手術前にインターネットで私の手術費用を調べてみました。
冠動脈バイパス術 95万円、弁膜症手術は人工弁置換術 135万円、弁形成術 125万円・・・。これは健康保険3割負担で、高額療養費制度を利用しなかった場合のおおよその目安らしいです。

名古屋徳洲会総合病院HPより
http://www.nagoya.tokushukai.or.jp/wp/heart_peration/3891.html

いやはや、3割負担でもかなり高額です。このように支払いが数十万円や数百万円する高額な医療費がかかったときに上限を設けて負担を抑えてくれる制度が高額療養費制度です。私もこの制度を利用しました。

高額療養費制度について

医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」があります。

厚生労働省HPより
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

高額療養費は、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度ですが、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法があります。

限度額適用認定証

高額療養費制度では、医療機関より請求された医療費の全額を支払ったうえで申請することにより、自己負担限度額を超えた金額が払い戻しされます。しかし、一時的にせよ多額の費用を立て替えることになるため、経済的に大きな負担となります。
あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関の窓口に提示することで、医療機関ごとにひと月の支払額が自己負担限度額までとなります。

全国健康保険協会HPより
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat550/1137-91156/

限度額適用認定証を受け取るには

健康保険、船員保険、共済組合に加入しているの場合

各保険協会に問い合わせてください。協会によって受け取りまでに時間が掛かることがありますので注意しましょう。

国民健康保険に加入している場合

お住まいの地域の市役所などの国民健康保険を管理している窓口に申請します。私の場合、居住地の市役所の保険窓口で申請書に記入して、すぐその場で発行してもらえました。