体験記

退院3ヶ月目のエコー検査

年が明けて2021年1月22日。巷はまだコロナ禍の真っ只中です。退院後3ヶ月目の検診です。前回、先生から聞いていた心エコー検査を行います。この検査結果が大切で手術が上手く言ったかどうか一つの判断材料と言われました。

いつものように採血して、心電図を取ります。少し待ってから心エコー検査です。薄くらい検査室でヌルヌルとしたエコーゼリーを胸に塗られます。思えば就寝中に呼吸できなくなって、診察で心エコー検査しなさいと言われて1年近くになったんだ・・・と思います。

あの最初の検査の時には、1ヶ月も入院して心臓手術することになるとは思ってもいませんでした。僧帽弁閉鎖不全症・虚血性心疾患・大動脈弁閉鎖不全症なんて自分の知らない世界の話だと思っていました。

心エコー検査を終えてから、先生の診察までの時間があったので、病院内にあるタリーズでコーヒーを買ってベンチで時間を潰しました。未だにレストランは営業していませんでした。

先生の診察でエコー検査の結果を聞きました。結果は良好で異常な点はないとのことでホッとします。今後は地元のハートクリニックでお薬をもらうようにして、女子医大へは6ヶ月ごとに心エコー検査を行うことになりました。ワーファリンは服用しなくても良くなりました。納豆食べて良いのか聞き忘れました・・・

閑話休題

地元のクリニックに戻る時のために先生から結果などを書いた手紙を渡されました。家に帰ると、先生から電話があり「中にいれる手紙の内容間違えちゃった。差し替えたいので私の診察日で都合の良い時にきてちょうだい。ごめんね!」

をいをい、また行くのかい、めんどくさいなぁ~

で、後日、女子医大まで行った時です。病院の前でマスク姿のヘルパーさんを見かけました。なんだか見覚えのある女性です。入院中にお世話になったヘルパーさんのFちゃんとわかりました。彼女にはあちこちの診察に車椅子を押して連れて行ってもらって大変お世話になりました。

「あれ? Fちゃんじゃない?」
「あ、なかひろさん! 診察ですか?」
「うん、そんな感じ」
「お元気そうで! 良かったです」

「みんな元気にしている?」
「みなさん、元気に頑張ってますよ」
「そか、看護師さんたちに愛してると言っておいて(笑)看護師長には言わなくていいわ」
「わかりました(笑)、なかひろさんも気を付けてくださいね」

今日もFちゃんは元気で明るかったです。なんだかすごく懐かしい感じがします。

Fちゃん、適当に頑張ってね、ほぼ、父親目線です。