一般病棟に戻った日からリハビリが始まりました。最初は病室までリハビリ科の人が来てくれて、運動機能のチェックを行います。最初の日は、立ち上がってふらつかないか確認して、ベッドサイドで支障のない程度のスクワットを行いました。
毎日、作業療法士さんがリハビリに来てくれます。少しずつ、スクワットの回数を増やしたり、廊下を歩いたりします。距離も一日ごとに増えて行きます。ICUから戻ったばかりの時は、足元も覚束なかったのですが、少しづつ体力が戻ってきます。
4日目頃には、時間のある時に、廊下を歩くようにしてくださいと言われます。廊下1往復で約100mなので、5往復くらいを歩きましょうと言われました。最初は1往復するのも疲れましたが、だんだんと距離を増やしました。
看護師さんが部屋に見慣れないものを持ってきてくれました。これは呼吸運動訓練装置です。これを使うことで、肺の分泌物の排出を促進し、肺炎を避ける効果があるそうです。これもリハビリの一環です。
マウスピースを咥えて息を吸い込みます。吸い込める空気の量でボールが上がっていきます。確か黄色が600cc、緑が900cc、青が1200ccだったと思います。これも続けていると結構疲れます。戻ってすぐの頃は600cc吸い込むだけでも必死でしたが、退院する頃には簡単に3個のボールを吸い上げることができました。
ドレーンが無くなり久しぶりのシャワー
一般病棟に戻って、3日目頃にシャワーにまだ入れないので、看護師さんが洗髪台で髪の毛を洗ってくれました。洗髪台の説明はこちら。
そして31日(金)の午前中に最後のドレーンが抜けました。これでシャワーに入れますよと言われました。看護師さんが、シャワーの入り方を説明してくれます。
- シャワーで体全体の汗などの汚れを洗い流す。
- 石鹸をナイロンタオルなどで泡立て、傷口を泡で包み込み、指の腹で円を書くように優しく洗う。
- シャワーは皮膚にあてても痛くない程度の水圧で使用し、石鹸が残らないようにする。
- 清潔なタオルで水分を拭きとる。傷口はこすらないように注意。
湯船に浸かるのは退院後の最初の診察(約2週間後)でOKがでるまでできません。それまではシャワーだけです。湯船に浸かれなくても、温かいシャワーを浴びたその夜は久しぶりにゆっくりと眠ることができました。
ドレーンが抜けた状態の身体の様子です。
閲覧注意! 下記画像をクリックすると手術後の傷口画像になります。グロテスクな映像ですので気分が悪くなりやすい方は閲覧をお控え下さい。