体験記

一般病棟に戻る

26日(月)の朝に一般病棟に戻りました。最初の部屋でなく、二人部屋に入りました。久しぶりに一般病棟の看護師さん、ヘルパーさんに会えました。みんな「戻れてよかったですね~」と、言ってくれます。

でもその日は、まだほぼ寝たきり状態で一日を過ごしました。ちょっと縫った傷口が引き攣るような感覚がありますが、痛みはあまり感じませんでした。

まだ、尿道カテーテル、ドレーンが4本入った状態です。

閲覧注意! 下記画像をクリックすると手術後の傷口画像になります。グロテスクな映像ですので気分が悪くなりやすい方は閲覧をお控え下さい。

クリック閲覧注意!

手術前の病棟で手術後の人が、胸に固定ベルト(コルセットみたいな感じ)をしているのを見ました。私も手術後するのかなと思っていましたが、私はベルトなしでした。胸を2回開けた*から丈夫にくっつけてくれたのかな? と看護師さんに聞いたら「一緒ですよ。経過状態の違いです」と言われました。

*「手術の経過」参照

一般病棟に戻った翌日朝に尿道カテーテルが外されました。ゆっくりと起き上がり、歩いてトイレまで行ってみます。毎日、飲んだ水分量とオシッコの量も記録していかなければなりません。

自分で動けることようになったことは素直に喜びでした。心臓手術を受けると言うことは、身体に大きなダメージを受けるのです。精神的にも寝たままの状態はやはりよくありません。改めて、健康でいることの重要さを実感しました。

手術後も体内に貯まった血液や浸出液を体外に排出するためドレーンを付けたままの生活が続きます。

ドレーンとは

体内に貯留した血液・膿・浸出液を体外に排出する医療行為を「ドレナージ」といい、その際に使用する管のことを「ドレーン」といいます。

ナース専科より
https://knowledge.nurse-senka.jp/226811

毎日、朝昼晩と看護師さんがドレーンから繋がっている排液バッグをチェックして、状態を調べてくれます。一般病棟に戻った最初の頃は、排液バッグに貯まる液体の量も多く、血の色をしています。赤い色はだんだんと薄くなり、量も減ってもう大丈夫となると抜いてもらえます。

全てのドレーンが抜けたのが30日(金)でした。結局、一般病棟に戻って4日間(手術からは1週間)をドレーンとともに過ごしました。ドレーンの排液バッグをポシェットのようなものに入れて首からぶら下げていました。

調べてみるとジョンソン&ジョンソンの外科用品部門のETHICONが
扱っている専用ポシェットのようです。(画像は借り物)

ドレーンは循環器科の看護師さん(普段の病棟看護師さん以外の方)が来て抜いてくれました。最初、呼吸方法を練習します。吸って、吐いた時に息を止めます。この時に看護師さんがドレーンを抜くという手順です。

ドレーンを抜いた後は消毒して、大きめの絆創膏のようなものを貼ってくれます。これで穴は塞がるのか心配でした、そんなに大きな穴が開いてるわけじゃないので大丈夫ですよと言われました。