体験記

えっ?心不全

翌日、呼吸器科のお医者さんに紹介してもらった循環器科の病院で診察を受けました。

「あなた、心不全起こしてましたね」

「えっ? 心不全!!」

心不全とは、急性心臓死あるいは心臓発作のこと

この大半が虚血性心疾患のことで、虚血とは臓器への血液供給が減少し、酸素や栄養がいきわたらない状態をいう。

狭義の意味で(本来の意味)、心臓の栄養血管である「冠状動脈」の動脈硬化性変化による狭窄や閉塞で起こる症状。代表例が狭心症、心筋梗塞など。広義の意味で、心筋に虚血をもたらす疾患の総称。重篤な不整脈(致死的不整脈)、高血圧性心疾患(心肥大)、弁膜症など。

東京都福祉保健局「突然死の中で最も多い急性心臓死」より
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/kansatsu/kiso/kyushi.html

レントゲンを見ると、肺に水がいっぱい溜まって真っ白の状態だそうです。直接の原因はまだわからないけど何らかの心疾患を抱えているとのことです。

確かに年1回の健康診断で「血圧高いね」「心電図みるとちょっと心肥大だな」「お腹がメタボ指標超えてるよ」「生活習慣に気を付けてね」と言われてました。

全く自覚症状なし

この時、63歳、身長170cm、体重74kgくらいでした。タバコも40年以上吸っているし、ラーメンなんかの塩辛いものも好きだし、これと言った運動もしていないメタボ体型のおじさんでした。

ちょっと健康に気を付けないとなぁ~、なんてのんきに思って生活していました。しかし、ここまで心臓が悪かったなんて全く自覚症状なしでした。

心不全は突然やってきたのです。

「生きててよかったですね。そのまま呼吸困難になって、家族も気付かずに亡くなる人もいるんですよ」
「とりあえず、利尿剤飲んで肺に溜まった水を出しましょう。次回に血液検査の結果が出るし、心エコー検査をしてその後の方針を決めましょうね」とお医者さん。

ああぁぁ・・・死にかけたの? 病気なのね、私・・・