体験記

入院当日その2

ナースステーションで「頼もう!」と到着を告げます。看護師さんが今日の諸注意を説明してくれました。今日は、コロナのPCR検査を受けるために個室で一晩過ごすそうです。陰性が確認されたら、一般病室に移ります。

案内された個室に入って、患者識別バンドを付けてもらいます。このバンドは事故防止対策の一環として入院患者全員に付けられます。検査、食事などでは本人確認のために生年月日、フルネームを伝えます。診察、採血、点滴交換などの時は、このバントのバーコードをピッ!っとスキャンします。バンドは退院するまで付けたままです。

可愛い女性看護師さんに「もう今日はこの部屋から出ることはできません」と告げられました。しばらくしたら、PCR検査をします。結果は夜には出ます。飲み物は買ってきますと言ってくれます。

PCR検査のために今日だけ個室です。新宿方面がよく見えます。

とりあえず、お茶を買ってきてもらうことにして「入院して手術なんてしたことないのでよろしくね」と話したら「不安でしょうけど、大丈夫ですよ。何でも言ってくださいね」とマスク越しの可愛い目で微笑んでくれます。

看護師さんは、皆さん優しい方々でした。

コロナは陰性でした

お昼ごはんは今日から病院食です。午前中に入院してくださいと言われていたので、準備をしてくれていました。心疾患向けの減塩食なので薄味ですが、結構美味しかったです。

初めての病院食。心疾患のための減塩食だそうです。

初めての入院生活です。暇なので本を読んだり、テレビを見たりしていました。本来テレビはテレビカードを買って、差し込んで使うのですが、個室はそのまま見ることができました。

テレビ事情
テレビ下にある機械にテレビカードを差し込こめばテレビを見ることができます。テレビカードは1,000円で700分見ることができ、デイルームに自販機があります。

午後になって、看護師さんがとりあえずの入院診療計画書というのを持ってきてくれて、説明してくれました。これはとりあえずのもので、検査しながら疑いのある病気「僧帽弁閉鎖不全症」「冠動脈バイパス手術」「大動脈弁閉鎖不全症」への対応を検討していくとの事。

明日から、いろいろな検査が始まります。詳細は順次決まり次第教えてくれるそうです。

PCR検査は男性の看護師さんが来てくれました。鼻の穴に検査棒を突っ込んで粘膜を採取します。

「痛い?」
「ちょっと痛いと思います」
「痛かったら殴っていい?」
「それは止めてください」

なんて会話をしながら採取されました。

夜に「検査結果は陰性でした」と連絡をもらいました。

明日は一般病室に移って、本格的な入院生活です。

新宿の夜景が綺麗でした。