体験記

カテーテル検査 その2

検査は結構あっさりと終わりました。お昼前に病室に帰ることができました。手首の動脈にカテーテルを入れたので、圧迫止血器具(TRバンド)を用いて止血されます。

こんな感じです
テルモホームページより

検査後の1時間は絶対安静にしてくださいと言われたので、病室で横になって静かにします。このTRバンドですが、かなり圧迫します。動脈なのでこれくらいの止血が必要らしいです。

腎臓への負担を減らすために造影剤は早めに体外に出さないと行けないそうです。そのため、左腕に点滴を受けています。1時間ほど安静していると看護師さんが様子を見がてら血圧測定に来てくれました。お水、お茶などは飲んで良いですよってことでした。

聞けば時間ごとに血圧測定して、減圧(空気を少しづづ抜いていく)するそうです。6時間経って出血がなければバンドは外されます。

なぜ、心臓カテーテル検査後、水分を多く摂らなければならないのか?

造影剤は、冠動脈と併走する冠静脈を経て、冠静脈洞→右心房へと向かいます。その後、肺動脈→肺→肺静脈→左心房→左心室を経て全身へと流れ、腎臓から体外へ尿として排出されます。造影剤が長時間体内に残ると、腎臓に負担がかかってしまうなど副作用につながるため、水分を摂取したり、点滴で体内に水分を補うなど、早めに尿として排出します。

倉敷中央病院心臓病センター循環器内科HPより
https://www.kchnet.or.jp/hdc/cardiovascular/disease/inspection/CAG/FAQ/0_water.html

夕方、先生が顔を出してくれて様子を見てくれました。出血もないようなので、後少ししたら圧迫止血バンドは外しますね。今夜はゆっくり休んでください。検査の結果と今後の対応は後日お話しますね。と言われました。

その日はそのまま病室で一泊。翌朝、帰宅します。

カテーテルを入れた腕は何も痛くありませんでした。後日、手首の絆創膏を外すと小さな跡があるのが確認できました。