10月22日は心臓手術を受けてからちょうど1年です。この日は、東京女子医大病院でエコー検査を受けて、I先生の診察です。
少し雨模様の若松河田駅から女子医大病院への道を進みます。前回、5月に訪れてから5ヶ月経っています。体調は変わりなく普通に過ごせています。
毎月のハートクリニックでの診察で「ちょっと雑音は聞こえるけど大丈夫でしょう」と言われてます。小心者なので本当に大丈夫なのかしら? 何か進行していたら嫌だなぁ~なんて思いながらの診察を待ちます。
待合スペースにいると、入院時の病棟でお世話になったヘルパーさんを見かけたので、声を掛けたら覚えてくれていました。その節はお世話になりました。聞けばこの春に違う病棟に替わったそうです。
まずは心臓超音波室でエコー検査です。名前を呼ばれて診察室に入り、上半身だけ服を脱いで診察台に横たわります。心電図の電極を付けてもらって、エコー検査の開始です。
「はい、吸ってくださ~い。ここで止めて。はい、楽にしてくださ~い」の繰り返しで検査は進みます。だいたい、40~45分くらいで終了です。続いてI先生の診察になります。
順番待ちしてから診察室に呼ばれます。
「どう? なかひろさん。変わりない?」
「はい、変わりないです。ハートクリニックで雑音あるねとは言われています。また逆流してるんですか?」
「エコー検査の結果は悪いところないですよ。まったく逆流ないってことはないから、心配ないです。僧帽弁は弁形成術を行っているので、多少逆流が残るのは想定内です」
「まったくピタッと閉まっているわけじゃないと?」
「そう、そのために毎月の診察、薬の服用と半年に一度のエコー検査で様子をみています」
ということで、ひとまず安心です。
思えば1年前の今日、14時間に及ぶ手術を受けたのです。ICUで目覚めてからも心房細動でバンッ! ってやられたことなどを思い出します。一般病棟に戻ってもヘロヘロだったのが懐かしいです。
先日、たまたま武田鉄矢さんも10年前に同じ病院で心臓手術を受けた当時の新聞記事を見ました。
「5時間に及ぶ大手術」と書いてあって「フンッ! その程度で大手術って言っちゃあいけないよ」と何故か上から目線になりました。