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2時間一緒に家探し、道に迷った高齢者に寄り添う 高校生に感謝状【岐阜県美濃加茂】

美濃加茂高校3年生で岐阜県可児市在住の永江快羽(かいは)さん(17)が、道に迷った高齢女性と一緒に歩いて家を探し、保護につなげたとして、可児署から署長感謝状が贈られた。家探しに費やした時間は約2時間。とことん寄り添ったかいがあって、女性は無事に家に戻ることができた。

4月5日午後6時30分ごろ、部活動を終えて帰宅途中だった永江さんは、同市下恵土の路上で大きな買い物袋を提げ、周囲を見回す70代女性に気付いた。女性は、同市に住む娘の家に一時的に滞在しているため土地勘がなく、道に迷ったという。住所が分からず携帯電話も持っていないため手掛かりがなく、永江さんは一緒に歩いて家を探すことにした。

女性が説明するには、娘の家は「まっすぐ歩いてトンネルを抜けた場所」。永江さんは、まっすぐ歩いてもトンネルはないことが分かっていたが、女性の言う通りに付き合った。約1時間30分、3キロ以上歩いたが家は分からず、午後8時、永江さんの母親に連絡して迎えに来てもらい、さらに30分ほど3人で車を使って家を探したが見つからなかったため、可児署に女性を引き渡した。

女性は、その日のうちに家に戻ることができた。署は「永江さんが声をかけなかったら、事故に遭ったり行方不明になったりした可能性があった」として感謝状を贈ることを決めた。

署で開かれた贈呈式で永江さんは「名誉なこと。感謝状は重い」と笑顔をみせた。ソフトテニス部で全国高校総体(インターハイ)に出場するなど、普段から体を鍛えている永江さん。その体力で、家探しの道中は重たい買い物袋をずっと持ってあげたという。2人で食べ物や歌の話をしながら歩いたといい、永江さんは「優しいおばあちゃんだった。無事に戻れてよかった」と話した。熊田直美署長は「困っている高齢者に声をかけることは、なかなかできないこと」とたたえた。

引用元:https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/77233