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【メルカリ】小型金属で電磁波遮断? 運営側も把握する謎の商品出品

「電磁波対策」「思考盗聴防止」「集団ストーカー対策」などをうたった金属部品の販売がネット上で話題になっている。フリーマーケットアプリ「メルカリ」などには市場価格より高額な値段をつけられた商品が次々と出品され、「メルカリ錬金術」とも呼ばれている。

高値で出品されている商品は、ドーナツ形の板状部品(ワッシャー)やリングのような小型金属だ。説明を読むと、「ステンレス製」「電磁波を反射、分散させることで攻撃を妨害する」などと書かれ、古いものでは半年以上前から出品されていたほか、一部は購入されていた。

ワッシャーはホームセンターなどでも1枚数円で売られているが、「2枚で2000円」など高額出品が相次ぎ、数万円の値がつけられているものも確認できた。 アプリ上で商品状態を確認したり値引き交渉に使われたりするコメント欄には「購入していいですか?」「ホームセンターで買ったほうがいい」といった賛否両論が書き込まれ「炎上」状態になっているページもあった。

専門家によると、「電磁波は健康を害する」という点については日常生活で使われている程度では身体に問題ないとされ、こうした金属部品は必要ない。

東大大学院工学系研究科の中野義昭教授は「紫外線やX線といった周波数の高い、高量子エネルギーの電磁波はがんなど体に害を及ぼすことが分かっていますが、テレビや携帯、ラジオに使われている電磁波(いわゆる電波)は周波数が低く、低エネルギーであるため、健康被害を懸念して防ぐ必要はないと考えられます」と話す。

小型金属部品で電波を遮断できるかについては「キーホルダーやペンダントのような小さなサイズの金属でテレビや携帯の電波は遮断できません」と指摘する。

メルカリによると、出品された商品をAIや目視で確認しており、一部の商品については「根拠がなく安全性を定めた出品規約に違反する」として商品を非表示にしたり、利用者に向けて「根拠がないので注意してほしい」と呼び掛けたりしている。

引用元:https://mainichi.jp/articles/20220418/k00/00m/040/239000c