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高齢者サポカー体験で県警が講座 搭載機能に「安心感」【名古屋】

一定の違反歴がある高齢ドライバーに対する「運転技能検査」の義務化などを盛り込んだ改正道路交通法が5月に施行されるのを前に、県警が高齢者対象の交通安全講座に力を入れている。

自動ブレーキのある安全運転サポート車の乗車体験会などを各地で開き、自らの運転技能を知ってもらうのが狙いだ。県警によるサポカー体験会が3月下旬、県運転免許試験場で開かれた。

高齢者約50人が参加し、8台のサポカーに搭載された機能を体験した。ペダル踏み間違え時の「急加速抑制装置」を体験した豊田市の小林良光さんは「年を取ると反応が鈍くなるので、サポート機能は安心感がある」と話した。「車線逸脱防止システム」が付いた車に乗った名古屋市天白区の横地道代さんは「ハンドルが戻るのは安心だが、過信しないように」と気を引き締めた。

県内でも昨年の交通事故死者117人の6割超の74人が65歳以上の高齢者だった。 四輪車の運転者や同乗者の死者32人を見ても、6割超の20人を高齢者が占めた。

5月13日施行の改正道交法は、高齢者の安全運転対策として、過去3年間に信号無視や速度超過など11類型の違反歴がある75歳以上のドライバーに、運転免許更新時の実車試験を課し、不合格なら免許が失効する。

免許制度の大幅な変更を受け、県警は1月から県内各署で運転を疑似体験できるドライブシミュレーターを利用した交通安全講座を実施している。 年内をめどに、県内全45署でシミュレーターを用いた講座を行う予定だ。

県警の可児賢司交通部長は「自分の運転技能を客観的に把握してもらい、サポカー限定免許への変更や免許返納について検討してほしい」と話した。 昨年11月には新型車への自動ブレーキ搭載が義務化されるなど、自動車の安全基準が強化されている。

引用元:https://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20220418-OYTNT50189/