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免許の高齢者講習、初の専用施設 更新時「待ち」軽減へ【埼玉県】

高齢ドライバーの増加を受け、埼玉県警が運転免許更新時の高齢者講習や認知機能検査に特化した施設を開設する。運転実技用のコースを備え、県の2022年度予算に建設費として約4億7千万円を計上した。さいたま市内に建設予定で、敷地面積約4万3千平方メートル。24年度に運用を始める。

県警によると警察が運営する専用施設は全国初。講習を受けられる時期になっても受講まで2カ月近く待たされる状況の改善を狙う。

免許更新の際、70歳以上は実際に乗車しての運転技術の確認や座学講習が義務付けられ、75歳以上は講習前に記憶力や判断力を測定する認知機能検査がある。

講習と検査は免許更新期間が終わる日の6カ月前から受けられる。ただ対象者が多く、順番がなかなか回ってこないことが課題となっている。

警察庁によると、受講までにかかる日数の全国平均は21年12月時点で73日。埼玉県は同時点で67日だった。県警の試算では24年度に100日、26年度には180日と増え続ける見通しで、受講前に免許更新期間を過ぎる可能性が指摘されていた。

全国の70歳以上の運転免許保有者数は20年末時点で約1200万人と、15年末から約300万人増加。期間短縮のため、各地では認知機能検査へのタブレット導入や、予約のコールセンター開設などの取り組みが進む。

県警運転免許課の担当者は「早めに手を打たなければという危機感があった。講習を受ける人の負担を軽減したい」と話した。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE128C30S2A410C2000000/