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新型コロナ“高齢者も希望に沿った療養場所を”専門家が提言案

高齢者が新型コロナウイルスに感染すると、国は原則、入院とする対応をとってきましたが、入院をきっかけに身体機能が低下し、もとの生活に戻るのが難しくなる場合があると指摘されています。

厚生労働省の専門家会合のメンバーらは、自宅や高齢者施設など患者の状態や希望に沿った療養場所を選べるよう、議論を進めるとする提言案をまとめました。

提言案は、専門家会合のメンバーや高齢者医療に関わる学会の代表らがまとめました。新型コロナに感染した高齢者について、国は原則として入院で治療する対応をとっていますが、提言案では、一定の自立度を保っていた高齢者が入院をきっかけに介護が必要になる手前の状態になったり、身体機能が衰えたりするなど、退院しても、もとの生活に戻るのが難しい場合があるとしています。

このため、提言案では、入院が必要な高齢者については、より迅速な対応ができるよう病床確保を進める一方、オミクロン株ではデルタ株などと比較して重症化リスクの低下が確認されていることに留意し、入院によって生活の質が下がるのを避けなければならないと指摘しました。

そのうえで、患者の状態や希望に沿った医療やケアを実現するために自宅や高齢者施設など療養場所を選べるようにすることや、医療機関に入院する場合も隔離が行われている段階からリハビリを行い、本人のケアに必要な面会や付き添いを積極的に行うことなどを示していて、感染の再拡大に備えて議論を進めるとしています。提言案は、6日開かれる専門家会合に示される見通しです。

引用元:https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220406/1000078702.html