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配食+見守り 地区の高齢者支える「神子デリ」が本格化【石川県羽咋市】

羽咋市神子原町(みこはらまち)の農産物直売所・神子の里は、配食を兼ねた見守り事業「神子デリ」を本格化させた。

中山間地で高齢者が多い神子原地区で、神子の里の加工場で作る弁当や総菜などの加工品を出張販売しながら高齢者の見守りをする。高齢化が進む地域で、高齢者を支える新しい仕組みづくりを目指す。

側面には地元特産クワイのイラスト、ナンバーは「3580(みこはら)」の軽トラック「神子デリ」カーが細くて曲がった急な坂道をずんずん上る。

「体の調子はどう?」。上った先の民家で、元介護職で地元、菅池町に昨年移住したパート職員の遠藤真紀子さん(56)が声を掛ける。民家で一人暮らしをする女性(86)は運転免許を持たない。

「てんぷらはどうだった?」「おいしかった」と商品の話題から始まった会話は、亡夫の思い出や近所付き合いに及び、いつの間にか十分以上経過。スーパーなどの移動販売車も回ってくるが、女性は「遠藤さんと話しをするのが大好き。来るのを待っとる」と神子デリの巡回を楽しみにする。

遠藤さんは「顔を見れば調子が分かる。商品を売るより会話を通じてお年寄りの見守りをする方が大事」と話す。車は毎週月、木曜の午後、神子原地区の三町を巡回する。利用するのは十人ほどで多くない。

車を運転できる人や近くに親族がいる人からは今は必要ないと言われたが、「今後を見据えた事業」と言う。 神子原地区(神子原、菅池、千石町)は高齢化率が55%(二月末現在)。インターン(職業体験)の大学生が住民に聞き取りをし、買い物支援や見守りのニーズを踏まえて始めた。

車は昨春導入したが、コロナ禍のため事業開始が遅れ、昨年末からやっと試行を始めた。小桜広店長(55)は「車はあっても高齢者にとって市街地の運転は危険。免許返納を考えている人もいる。数年後には確実に必要になる。先駆けて取り組みたい」と話し、武藤一樹社長(46)は「地域の活力を保つことで神子の里も成り立つ」と強調する。

引用元:https://www.chunichi.co.jp/article/447977?rct=k_ishikawa

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