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「昭和」がまた一つ… 鹿児島の将棋界をけん引 半世紀 天文館将棋センターが幕

鹿児島県内のアマチュア将棋界をけん引してきた「天文館将棋センター」(鹿児島市東千石町)が昨年9月、60年を超える歴史に幕を下ろして半年になる。新型コロナウイルスの感染拡大で、利用客が大幅に減ったのが閉店の理由。

元席主の香西一雄さん(66)は「時代の流れで、仕方がない。県内の将棋普及に少しでも貢献できたのであれば、うれしい」と振り返る。

センターは、香西さんの両親である健男さん・民子さん(いずれも故人)が1960(昭和35)年、千日町で開業した。将棋道場は当時珍しく、62年に健男さんが全日本アマ王位戦で頂点に輝くと、県内外から愛好家が押し寄せ繁盛した。70年頃に東千石町へ移転、故米長邦雄永世棋聖ら棋士を招いたこともあった。

県内における将棋熱の高まりを受け、健男さんは67年から、日本将棋連盟鹿児島支部を設立して事務局を担った。支部があることで、アマ名人戦をはじめ全国につながる県予選が開けるようになり、将棋普及に向けた棋士派遣など、連盟の協力も得られやすくなった。香西さんも90年頃から運営を手伝った。

健男さんは2009年に亡くなり、以後は民子さんと香西さんの2人で運営してきたが、近年はインターネットや無料利用施設での対局を楽しむ人が増え、客は減少傾向に。追い打ちを掛けるようにコロナが拡大し、客足がほとんどない日が続いた。民子さんの高齢化で運営も難しくなり、店を閉じた。民子さんは今年1月に亡くなった。

香西さんは「閉店する時は県外からも連絡をいただき、多くの人に支えられてきた」と感謝。これまで大会運営など裏方に回ることが多かったが、現在は遠ざかっていた棋戦などにも出場。先月は全国シニア名人戦の切符をつかんだ。「今後は棋力を磨き、1人のアマ棋士として県内将棋界を盛り上げられるよう精進したい」と話した。

引用元:https://373news.com/_news/storyid/153163/

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