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第6波の「コロナ死者」、3割の死因がコロナ以外…高齢者の持病悪化や老衰目立つ

新型コロナウイルス感染拡大の第6波で、「コロナ死者」として公表された人のうち、直接の死因がコロナではなかったとみられる人が3割前後に上ることが、一部自治体の分析でわかった。感染者が死亡した場合、自治体は死因に関係なく「コロナ死者」として計上している。第6波は高齢の感染者がコロナ特有の肺炎などで亡くなるのではなく、持病の悪化や老衰で命を落とすケースが目立っている。

読売新聞が各自治体の公表データを集計したところ、今年1月以降のコロナ死者は全国で計7885人に上り、第5波が起きた昨年8~10月の2・6倍となっている。厚生労働省は、死者の数え方として、「直接の死因にはこだわらず、感染者が亡くなれば『コロナ死者』として計上してほしい」と自治体に求めている。

こうした中、第6波の2月末までに66人が亡くなった岡山県は、医療機関が死亡診断書に記載する「直接死因」の内容を保健所が聞き取って分析した。その結果、「新型コロナウイルス」が68%で、残りの32%は、 誤嚥 性肺炎や老衰などだった。

昨春の第4波は直接死因がコロナとされた割合は99%に上り、それ以外は1%だった。 県の担当者は「従来はコロナ死と言えば、肺炎症状が悪化して呼吸困難に陥るケースなどが多かったが、第6波は少なくなっている。その一方で、感染による衰弱で持病が悪化して亡くなる『コロナ以外』の事例が急増している」と話す。

千葉県の分析では、コロナ以外の死者は第3波は10%だったが、第6波は22%だった。 大阪府では、2月26日時点の死者799人のうち、コロナ以外は39%に上っている。 神奈川県でも、今年1~2月に県内の病院で亡くなった感染者312人のうち、コロナ以外は32%だった。

川崎市にある聖マリアンナ医科大の国島広之教授は「第6波で流行したオミクロン株は重症化しにくいが、高齢者や持病がある人、肥満傾向の人が感染すれば、体力の低下で死亡するリスクが高まる」と指摘する。

引用元:https://www.yomiuri.co.jp/national/20220314-OYT1T50264/