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【裾野市】高齢者の買い物送迎 市バス廃止で需要探る、住民で交通手段確保へ

裾野市の一般社団法人「マチテラス製作所」は九日、高齢者を対象に買い物の送迎を無料で行う実証実験を始めた。市は財政状況が厳しく、公共交通の弱体化が課題になっている。市民のニーズを検証し、住民主体で交通手段を確保する動きの呼び水にしたい考えだ。

初回の九日は、実証実験に協力する福祉施設の担当者が車を運転し、三人を送迎した。午前十時ごろにそれぞれの自宅付近まで迎えに行き、希望のあった商業施設やドラッグストアへ。一時間弱の買い物時間を設けた後、昼ごろには再び自宅付近に送り届けた。

数年前に自動車免許を返納し、市の自主運行バス「すそのーる」が主な交通手段という六十代の女性は「本当に助かる」と喜んだ。

市は収支率が目標に届かなかったため、すそのーるを今月末で廃止する予定。四月から民間事業者が代替路線を開設するが、便数が減り、運賃も割高になるため、市民からは不満の声も出ている。女性は「今後の生活に不安がある。このような支援の動きが広がってほしい」と話した。

実証実験は三月の第二〜四週の水、土曜に計六回実施。高齢化が進む青葉台、茶畑団地、鈴原の三地区で、自力歩行できる六十歳以上が対象となる。指定の数カ所の中から行きたい店を選んでもらい、車で送迎する。定員は各回五人。

同法人は利用者に、希望する頻度やルート、有料ならいくらが妥当かなどをアンケートする。三地区の住民と情報共有し、住民主体で交通手段の確保を検討する際の参考にしてもらう。同法人の担当者は「公助だけでは限界がある。行政とも連携しながら解決策を考えていければ」と述べた。

引用元:https://www.tokyo-np.co.jp/article/164772

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