インターネット記事

“感染リスク”増す訪問介護 高齢者も“自宅療養”増加【TBSニュース】

新型コロナの新規感染が高止まりし、高齢者でも入院できず自宅療養となるケースが増えるなか、訪問介護を担う事業者の負担が深刻化しています。感染リスクにさらされながら、介護を必要とする人たちの自宅に通い続ける現場を取材しました。

きょう開かれた、東京都のモニタリング会議。入院患者の中で、重症化している人の割合が高まっていることへの危機感が示されました。危機的な状況は病院だけではありません。

高齢者や障害者など、重症化リスクを抱える人が多く利用する訪問介護サービスの現場。 ヘルパーの青野さん。 ゴーグルやガウン、高性能マスクを持参し、早朝から利用者の自宅に向かいます。

けさ訪問した利用者は、「要介護4」の71歳の女性。 関節リウマチで全身を動かすのが難しく、自分で起きあがることもできません。訪問介護利用者 高橋秀子さん 「起床介助から始まって、いないと私たち社会生活できない」

在宅での介護を受けなければ、生活が成り立たない利用者。そのため、青野さんが勤める会社では、利用者が感染したり、濃厚接触者になったりしても訪問介護を続けています。

青野さんも今月、濃厚接触者の介護にあたりました。「ガウンとか、ちゃんとした立体的なマスクとかつけて。(それでも)うつる可能性は、しっかり防護していたとしてもゼロではないと思うので、 多少の不安はあった」

この訪問介護サービス会社では、これまでに濃厚接触者の介護を10件以上、感染者の介護も1件実施。感染のリスクにさらされながらも、利用者の生活に欠かせない介護を止めるわけにはいかないといいます。

訪問介護サービス会社「でぃぐにてぃ」代表 吉田真一さん 「医療と少し違うのが時間がそれなりに長い。ふれるどころか密着してケアするので、(感染リスクの)ジレンマの中でケアを続けている状況です」

医師や看護師に対しては、コロナ感染者の訪問診療や訪問看護に伴って診療報酬が加算されますが、介護事業者については報酬の加算がありません。代表の吉田さんは、きょう、他の事業者とともに厚労省を訪問し、介護事業に対する支援の拡充を訴えました。

感染リスクと隣り合わせのなか、使命感だけで訪問を続けているという介護事業者。高齢者らが感染しても、すぐには入院できない状況が広がる今、自宅療養を余儀なくされた「要介護者」の生活を支える現場への支援も求められます。

引用元:https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6003366.htm?1645149611665