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【美川憲一】NHK紅白が失った“マンネリ感” テレ東「年忘れにっぽんの歌」が受け皿

「私に今後、紅白の可能性があるかどうかはわからないけど、番組はどんどん若年化しちゃってるじゃない。これには少し物申したいところはあるの。やっぱり紅白はすべての年齢層の人たちが楽しめる番組なの。いっそ、その年のヒット曲を集めるというのはやめにして、前半は若手、後半は昭和のヒット曲を振り返る番組にしたらいいんじゃないかしら」

週刊誌上でこう語っているのは2009年以来、紅白歌合戦出場が遠ざかっている歌手の美川憲一(75)。

今年の「第72回紅白歌合戦」の出場者に、昨年まで50回連続出場していた五木ひろしの名前がなかった。 「その年ヒット曲を出した歌手と、往年のヒット曲を持つ大御所のバランス感で高視聴率を維持していた紅白の構図が崩れ、視聴率は30~40%台で推移しています。」

女性週刊誌記者は「ここ最近の新陳代謝は、近年ヒット曲がないにもかかわらず出場し続けている大御所のマンネリ感や高齢化によるところが大きい。また音楽を聞く機会がレコードやCDからストリーミングなどに移り変わり、誰もが知っている国民的ヒットが出づらくなっている中で、当然の流れではあります。ただ、かつてダウンタウンの松本人志さんが紅白には“マンネリ感”が必要と話していたように、最近の紅白を見ていると子供からお年寄りまで楽しめる国民的番組でなくなりつつあるのを感じています」と話す。

実際、ネット上には次のような声は少なくない 「子供の頃は新聞のテレビ欄を見ながら、目当ての歌手が歌う時間には必ず紅白をつけていたけど、大人になってから流行りの邦楽が聴きたいというのがめっきりなくなった」

「石川さゆり(63)、坂本冬美(54)、天童よしみ(67)、氷川きよし(44)あたりがまだ出場しているので、完全に演歌勢が切られている訳ではありません。ただ、高齢者が番組を通して見るにはさすがにつらい内容になっているので、前後半でカラーをガラッと変えるという美川さんのアイデアは非常にいいと思います」と美川が話す。

中高年を中心に昭和のヒット曲を聴きたいという要望は少なくなく、その受け皿になっているのが、今年で54回目を迎えるテレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」。

にっぽんの歌は収録番組のため、紅白のような臨場感は味わいづらいが、五木ひろしをはじめ、美川憲一、小林幸子、細川たかし、八代亜紀、伍代夏子、瀬川瑛子、千昌夫といったかつて紅白を彩った顔ぶれが出演する。

どの世代も楽しめる国民的番組はもはや成立しない時代になったのか。

引用元:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/299310