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【新潟・十日町市】高齢者世帯・空き家 “除雪”の現状 人材不足も打開策なく




去年の年末から今年の2月にかけて各地で記録的な大雪となった新潟県内。上越市で9年ぶりに一斉雪下ろしが行われたほか、関越道では立往生が発生するなど、私たちの生活に大きな影響が出ました。

こうしたなか、少子高齢化が進む山間地では、この除雪が大きな課題となっています。豪雪地帯として知られるこの地域でも少子高齢化が進み、高齢化率は55.35%に。

70代男性は「屋根に登って、親戚の人にも頼んで落とす。私の友達はみんな75歳を過ぎて、80歳に近い人間だからみんな困っている」と話します。高齢者が自ら、親戚や近所の人と家の周りの除雪や屋根の雪下ろしをしているのが現状です。

80代の男性は「4~5年前までは自分でやっていた。歳が80半ばを過ぎると、やれないことはないけど、危ないということで業者さんにお願いしてる」

自分たちでは雪下ろしができない高齢者世帯は有償ボランティアや地元の工務店などに依頼しています。行政もこうした高齢者世帯への支援に力を入れます。

十日町市市民福祉部・佐藤晃福祉課長は「特に平場地域と山間地域では雪の降り方が大きく違う、あるいは融雪屋根などの灯油代などの負担も違うといった意見があり、私どもで勘案して今回引き上げということになった」

十日町市では今年度4000万円の予算を計上し、除雪作業にかかる費用補助の一部増額など支援策を拡充 近年の少子高齢化や若者の流出などで人材不足が深刻化し、業者によっては作業員が確保できず、除雪作業を断るケースなどが出てきているといいます。

十日町地域シルバー人材センター 丸山滋次長は「班ごとに作業している。20人のうち2班そっくり会員さんがいなくなってしまって、そこのお客さん(の除雪依頼)をお断りしたという形になっている」と話す。

毎年、約160人ほどの除雪作業員を確保してきた十日町地域シルバー人材センターも人材不足に悩む団体の一つ 今年は20人ほど作業員が減少したことで、一部の高齢者世帯と空き家の除雪作業を断らざるを得ませんでした。

丸山滋次長は「人命優先という形の中で、去年までは空き家の作業を請け負っていたが、空き家はしないということも精査させてもらった」 市としてもこの人材不足に対する大きな打開策はなく、最後は近所の人との協力や自力での除雪作業をしてもらうしかないといいます。

引用元:https://www.nsttv.com/news/news.php?day=20211221-00000005-NST-1

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