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【千葉・松戸】グリーンスローモビリティで高齢者の社会参加を

高齢者が積極的に街に出るための新たな移動手段を確保しようと、千葉県松戸市で低速で走るカート型の電気自動車の運行実験が行われています。

公道を時速20キロメートル未満で走ることができ、ことし10月から、千葉大学などが松戸市の2つの地域の住民と協力して実験を行っています。この車は「地域の足」として、道幅が狭く、これまで公共交通機関が整備されていない地域での活用が期待されています。

実験では、7人乗りの車が使われ、運転免許を持っている地域の高齢者が事前にインストラクターから講習を受けたうえで運転手役を務めます。参加した松戸市南部の河原塚地区では、住宅地から最寄りのスーパーマーケットまで歩いて20分ほどかかり、高齢者が買い物に不便さを感じていました。

このため実験では、地域のニーズを反映して、平日の午前と午後の2回スーパーマーケットに行く高齢者の送迎のために運行することになりました。実験では、月曜日と木曜日にグランドゴルフを行うことができる公園に向かう便も運行しています。

このルートには、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で地域の集まりに参加する人が減ったため、日常の交流を取り戻したいという願いが込められています。

千葉大学などは今回の実験を今月行い、高齢者の社会参加が増えると介護サービスなどにどんな影響があるのかも調べることにしています。松戸市は、今回の実験の結果を検証したうえで、来年度市内で導入することを目指したいとしています。

コロナ禍で人と話す機会が減っていますが、グリーンスローモビリティに乗りながら、「今日は何を買う?」と話し合って買い物に行ったり、たあいもない話をしたりするのが地域のお年寄りの楽しみになっているそうです。

自治体で運行するには、カートを購入したり、ドライバーの担い手を確保するなどハードルはありますが、1人では買い物に行けない、公園まで遠いから地域の集まりに行けないというお年寄りのために1つの選択肢が生まれればいいなと思いました。

引用元:https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/article/001/83/