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【滋賀県】ずれないズボン、ケッ作できた!高齢者らの悩み解ケツ

腰の曲がった高齢者や車いす利用者らのはくズボンがずれ落ちる悩みを解決しようと、滋賀県東近江市のケアマネジャー小林秀子さんらがボランティアでズボンを手作りしている。 グループ名は「半ケツにならないズボンの会」。

きっかけは三年前の夏、小林さんが在宅介護の訪問先で受けた相談だった。腰が曲がっていて、歩行器を使う八十代女性のズボンが脱げかかり、お尻の割れ目が見えていた。別の高齢者からも同様の相談があり、「何とかならないかな」と、ケアマネジャーの古市久美代さんや、小林さんが母親を担当している島沢いく子さんらと解決に動き始めた。

島沢さんの提案で最初に着目したのは、股上がゆったりしたもんぺ。小林さんが試作して高齢者にはいてもらったところ「股上の前の部分はこんなにいらん」「ゴムは緩くしてくれ」などの感想が寄せられた。

これまでに六十本を製作し、着用してもらいつつ改良を重ねた。股上の後部は長めにしつつ、前部はその半分にした。 腰回りのゴムは、握力が弱い人でも上げ下げできるように弱めのものを使った。色合いは尿漏れしても目立たないよう、濃緑など深い色にした。

製作を依頼した市内の女性と母親は「体に合うズボンがなく、今まで既製品を妥協してはいていた。ありがたい」と感謝。母親は細身だが、腰が曲がっているため、今まではLかLLサイズをはかざるを得なかったという。

ケアマネ歴三十年以上の小林さんは「介護や福祉の現場では『半ケツ』と呼ばれ、みんなずっと困っていたのに、長年こういうものだと思い込んでいた」と反省しつつ、「ケアマネの仕事は問題の解決にある。はいてくれた人の喜ぶ顔が見られるのはうれしい」とほおを緩める。

古市さんも「いつも三人で楽しく作っている。裁縫のプロはいないけど、ズボンは根性と知恵の塊。困っている人にもっと周知していきたい」と意気込む。

引用元:https://www.chunichi.co.jp/article/382046