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高齢者の健康増進へ 姫路でユニーク「褒める健診」

神戸大を中心に複数の大学の学生や教員らが兵庫県姫路市夢前町で半年に1度、ユニークな健康診断を高齢者向けに続けている。

通常は健康面の課題を挙げる「減点方式」なのに対し、受診者の生活習慣を褒める「加点方式」で実施。県内では唯一の試みで「よいとこ健診」と名付けた。健康的に過ごす意欲を向上させ、地域活性化につなげる狙いだ。

学生が主導し、2018年から地域創生事業として始めた。歩行や口腔の機能、生活習慣などの簡易なテストを受けてもらい、検査結果を基に、健康面の「良いところ」を指摘する。

同市夢前町前之庄の地域包括支援センターで9月末、7回目の健診があり、地域住民約40人が受診した。神戸大や甲南女子大、岡山大、鳥取大などで医療や福祉などを学ぶ学生がスタッフとして参加した。

受診者は健診票に記入した後、椅子から立ち上がって歩くテストや体組成計診断などを順に受けた。会場の学生がパソコンでインターネットの活用を手助け。離れた場所にいる医学部の学生や近くの夢前高校生らにリモートでつなげて結果を知らせ、良いところの評価を受けた。

「物を飲み込む力が素晴らしい。この調子で頑張ってください」。近くに住む女性(74)はパソコン画面を通じた講評で生活習慣を絶賛された。「日々の生活を褒められるのでうれしい。本格的な検診を受けるきっかけにもなるかも」と喜んだ。

学生チームをまとめた神戸大医学部5年の田中黎(らい)さん(23)は「受診者が健康を意識するきっかけになれば。学生も、普段接することの少ない地域の高齢者と触れ合える貴重な機会になる」と話した。

引用元:https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/202111/0014864029.shtml

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