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高齢者のフレイル兆候 家電の使用状況で検知 AI使い実証実験

栃木県那須塩原市で家電の使用状況から、身体・認知機能が低下して要介護手前の「フレイル」兆候にある高齢者を検知する実証実験が始まっている。

新型コロナウイルスの影響で一人暮らしの高齢者に対する民生委員の戸別訪問が制限される中、デジタル技術の活用でフレイルの早期発見や介護予防のための施策に役立てる狙いがある。

市が、共同研究に参加している東京電力パワーグリッドと地域課題の解決を目的にした包括連携協定を結んだことをきっかけに、実験への協力を決めた。

実験は、市内の一人暮らしの高齢者約30人の協力を得て、自宅にある分電盤に電力センサーと、室内に人の動きを感知するセンサーを設置。

掃除機や洗濯機などの電力使用データをAIが解析して高齢者の生活行動を把握し、アンケート調査なども踏まえてフレイル兆候の検知につなげられるかを検証する。炊飯器や電子レンジの電力使用量からは必要な食事の摂取有無、テレビの使用量からは外出頻度の少なさなどが推定され、日常生活を見直すことで健康な体への回復を促せるという。

実験は2022年3月までの予定で、研究結果次第では4月以降も継続する可能性もある。渡辺美知太郎市長は「民生委員の高齢化やなり手不足という課題をデジタル技術で解決できる第一歩になれば」と期待感を示した。

引用元:https://mainichi.jp/articles/20211122/k00/00m/100/049000c

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