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自分での自動車運転が最多…高齢者の外出手段の実情

今回は高齢者が外出して移動する際に、どのような手段を用いているかの現状を、内閣府が2019年6月に発表した「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」の結果を基に調べた。

調査対象母集団に対し、外出する際に利用する手段を挙げてもらった結果、もっとも多い手段は自分で運転する自動車で全体では56.6%、次いで徒歩が56.4%、自転車が22.4%、家族に運転してもらう自動車が20.5%。

男女別に見ると男性は自分で運転する自動車や自転車、バイク・スクーターなど個人で運転する車両の利用が多く、女性は家族に運転してもらう自動車や、バスやタクシーなどの公共交通機関の利用が多い。

自分で運転する車両による移動は歳を経るに連れて難しくなることから、より年上の人が多い女性で値が平均化される際に、低くなるのも一因。自分で運転する自動車や自転車、バイク・スクーターのような、運動・判断能力が必要となる車両による移動は、おおよそ歳を経るに連れて利用率が低くなる。

60代前半では8割近くを示す自分で運転する自動車も、80歳以上では3割を切る。バスや電車のような公共交通機関は70代までは年とともに利用率は高くなるが、80歳以上になると利用率は落ちる。

単身世帯では自分で運転する自動車の利用が少ない一方、電車やバスのような公共交通機関の利用が多いのが目にとまる。

他方、回答者本人と親の世帯、回答者本人と親と子の世帯では自分で運転する自動車の利用が群を抜いて高い値を示しているが、これは親の歩行移動が困難となっており、回答者が自動車の運転で移動をサポートしている事例が多々あるものと考えられる。

逆に本人と子と孫の世帯では家族に運転してもらう自動車の値が群を抜いて高い値となっているが、これは回答者自身の年齢がかなり上で歩行移動が困難となっている場合が多々あり、それを子供や孫が運転する自動車でサポートしているのだろう。

歳とともに身体の衰えが生じ、移動手段が限られていく状況は大いに注目したい。高齢者の自動車運転時の事故に絡み、第三者から見れば運転を止めた方がよい状況にもかかわらず継続する理由とも合わせ、考えねばならないことは少なくない。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20211106-00265801

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