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【山口】認知症の行方不明者、届け出数が増加。高齢化を背景に

2021年に山口県警に届け出のあった行方不明者のうち、認知症(疑い含む)とみられる人数は9月末現在で累計144人(20年同期比11件増)に上った。

行方不明者の届け出の受理総数は毎年ほぼ横ばいだが、このうち認知症とみられる人数は20年が計196人で、統計を取り始めた12年(91人)から倍増して過去最多となるなど、高齢化の進展で増加傾向にある。

2021年に届け出のあった144人を市町別でみると、最多は宇部市の29人で、山口市28人▽下関市19人――と続く。このうち143人(生存141人、死亡2人)は発見された。

県警は、行方不明になった場合の早期届け出を呼び掛けている。行方不明者の増加を受け、県内の自治体では、徘徊(はいかい)の恐れがある高齢者などの情報を家族などが事前に登録できる制度が整備されている。

萩市の制度「徘徊・見守りSOSネットワーク」は、登録者が行方不明になると、身体的特徴や服装などの情報をいち早く地域の見守り協力店や市の防災メールに登録した個人などに配信し、捜索を呼び掛ける。

20年9月には、市内の公園内を一人でうろつく高齢男性を不思議に思った通行人の女性が防災メールを確認し、この男性とみられる行方不明者情報を見つけて無事に保護された。

また宇部市では、高齢者の持ち物に貼る二次元バーコード付きのシールを6月から無料で配布している。行方不明になった高齢者を発見した人が二次元バーコードを読み取ると、家族らに位置情報が知らされる仕組みだ。市は「高齢者らの安全確保と、家族の精神的負担の軽減を図っていきたい」と説明した。

出典:https://mainichi.jp/articles/20211028/k00/00m/040/046000c

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