インターネット記事

「スマホでSNSを1時間」は、テレビを4時間見るのと同じくらい脳に悪影響か

SNSでの他人からの評価を求めて、四六時中スマホに張りついている人が後を絶たない。

コロナ禍でSNS中毒が増加 スマホを所有している15~69才を対象に行った調査。緊急事態宣言前後のスマホ利用時間を調べたところ、もともと利用時間が短い人はさらに短くなり、利用時間が長い人はよりスマホを使う時間が延びている傾向にあった。

MMD研究所の調べによると、緊急事態宣言下でのスマホの利用時間は全体的に増加傾向にあり、最も増加率が高かったのは、なんと「7時間以上」の群。宣言前と比べて34%も増えており、その多くがSNSを利用している。

一方で、「SNSなしでは生きられない」という、依存症も多く生んでいる。

手のひらから世界とつながれるSNSを「世界一便利な道具」と思っている人は多いだろう。だが、スマホ依存防止学会代表の磯村毅さんは「多くの人はSNSを過大評価している」と言い切る。

「世界中の人間とSNSでつながったとしても、本当にそれを使って何かを成し遂げている人は一握り。むしろ、それ以外の多くの人にとって、SNSは無意識のうちにネガティブな影響を与えるツールです」(磯村さん・以下同)

私たちがSNSを使うとき、脳のなかでは何が起こっているのか。脳科学者の杉浦理砂さんは、夜間にスマホ画面を長時間眺めることで、睡眠の質にも大きな影響を与えると話す。ブルーライトを脳の中心部にある松果体が感知すると、脳は真夜中であっても「いまは昼間だ」と錯覚するのだ。

おくむらメモリークリニックの奥村歩さんが注目するのは「もの忘れ」だ。

「脳が情報処理をするには、【1】見聞きしたことや経験をインプットする、【2】情報を整理して脳にストックする、【3】必要に応じた情報をアウトプットする、の3つが必要です。しかし、SNSを利用しているときは、絶えず【1】のインプットのみが行われている状態。脳の働きにおいて最も重要な“情報を整理する能力”が使われず、フリーズしてしまう。

すると、脳に入ってきた膨大な情報は整理されないまま、アウトプットもできなくなる。まるで脳が“ゴミ屋敷”になったような状態です。そのため、脳の情報処理能力そのものが低下し、肝心なときに大切な情報が思い出せなくなるのです」(奥村さん)

(写真/GettyImages)

出典:https://www.news-postseven.com/archives/20211009_1697377.html

注目ニュース