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終活の一環として始めたい、身の回りの整理。愛着あるモノの処分は後ろ髪が引かれるものだが、後回しにはできない。

消費生活アドバイザーの丸山晴美氏はこう言う。「“もったいない”から捨てられない気持ちは分かります。一気に捨てるのではなく、今の生活から遠いモノを見つけて処分するといいでしょう」

丸山氏が「捨てないことで問題が生じることがある」と指摘するのは、意外にも大きい鍋。

「1人か2人の高齢者世帯ではそもそも大きい鍋で料理することはありませんし、逆に落とした時に骨折のリスクがある。そうした事故が非常に多い印象です」

「飲み残しの処方薬をとっておくケースがよくあります。間違って飲んでしまうリスクを避けるために、今飲んでいる薬以外は捨てましょう。開封して乾いた湿布、目薬などもいったん処分するのがいいでしょう」

「銀行からの通知など重要に見える封筒でも、大抵は1年以上が過ぎればいらなくなります。封筒がたくさんあるままだと本当に大事な書類を見逃すことになってしまう。昔の大事な手紙も、死後、妻や子供に見られて困る類のものは処分すべきでしょう」

なかなか捨てられないのが親しい人や故人との「思い出の品」だ。それでも、女優・泉ピン子さん(74)は、これまで受けとった数々の「栄光の証」を整理していると言う。

「私がまず整理したのがこれまでいただいた賞状やトロフィー類です。菊田一夫演劇賞も日本アカデミー賞も橋田壽賀子賞も全部捨てた。橋田さんには生前にちゃんと『捨てます』と伝えました。そしたら『いいよ』って。そんなことにこだわらない人ですから」

「賞は過去のことだし、もし仮に私が夫に先立って逝くことになれば、こうした“頑張った証”が重荷になると思って真っ先に処分したんです」泉さんは「無理に捨てずに譲るようにしている」と語る。

「橋田さんからいただいたパールのネックレスは最近、親しいある方に譲りました。やはり使ってもらえるものは縁ある人にお渡ししたいですね」

多くの人にとっては、自宅に残された子供の品々もそのひとつかもしれない。 丸山氏が言う。「独立した子供の勉強机などが、子供部屋にそのまま置いてあるケースは多く聞きます。これは期限を決めて子供に整理してもらうのがいいでしょう。

あまり使う機会のない客用の布団や食器については、自分用と入れ替えるなどして処分を進めると、家の中がずいぶん整理されるはずです」

「物置きにしているケースもあると聞きますが、空き家の実家は、相続時に次の世代が困ることが明白なので、もっとも処分を検討すべきモノです。実家のお墓についても、墓じまいして1か所にまとめたり、自宅近くの納骨堂に移す方法などが考えられます」

身軽になることは、より良い時間を過ごす近道なのかもしれない。

引用元:https://www.moneypost.jp/917353

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