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高齢者の見守りに一役「いのちのバトン」 大崎市社協が普及に取り組む【宮城県大崎市】

宮城県大崎市社会福祉協議会は支援を必要とする高齢者の「地域見守りネットワーク事業」の一環で、急病時や災害時に備えて緊急連絡先やかかりつけ医などを記したメモを入れる容器「いのちのバトン」の普及に取り組んでいる。

古川地域を皮切りに、市全域で3173人(3月末現在)が事業に登録。大規模災害が相次ぐ中、高齢者を守るツールの一つとして力を入れる。

5月中旬、同市古川栄町の高橋たゑ子さん(90)方を地区の民生委員熊野よしえさん(65)が訪れた。高橋さんは10年前に夫を亡くして1人暮らし。「いのちのバトン」はキッチンの冷蔵庫の中にあり、所定の用紙に家族やかかりつけ医の連絡先が書いてある。

「3月の地震の時も夜中なのに来てくれて。いつも気にしていただいて、本当に感謝している」と高橋さん。民生委員にとっても、バトンはコミュニケーションの機会になっている。

熊野さんは「年齢で押し売りはせず、生活状況などを見て勧めている。バトンが声をかけるきっかけづくりにもなる」と話す。

大崎市社協は2010年10月、古川地域5地区のモデル事業としてバトンを導入。翌年の東日本大震災で見守り活動の重要性が再認識され、12年度から市全域に範囲を拡大した。

バトンは災害や火災に強い冷蔵庫に保管してもらう。 近年も15年の関東・東北豪雨、19年の台風19号(東日本台風)と大規模災害が相次ぎ、高齢者の命を守る有効なツールとして期待される一方、緊急時に駆け付ける消防やボランティアとの連携には課題もある。

市社協の担当者は「新型コロナウイルス禍で交流が減り、支援を必要とする人の課題が浮き彫りになった。いのちのバトンを含め、独居者や高齢者世帯を地域で支える方策をこれからも進めていく」と話す。

引用元:https://kahoku.news/articles/20220530khn000021.html

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