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独り暮らしの人、気軽に来て!高齢者向けサロン開催【愛知県一宮】

一宮市貴船の主婦荒井美織さん(65)が、地域の高齢者らが気軽に集まれる「わくわくサロン」を自宅で開催しており、好評だ。ご近所付き合いの希薄化が進む中、特に独居老人ら向けに企画。「普段からつながる機会になれば」と話す。

「暑いねえ」「元気にしとったかね」。十四日、荒井さんの自宅を訪ねると、和室に近くの住民が集まってきた。この日は荒井さんの知人でウクレレ愛好家の川浦景子さん(65)が演奏を披露。「上を向いて歩こう」「虫のこえ」などを皆で歌い、体を揺らした。菓子を食べながら、昔の歌手や山登りの話に花を咲かせた。

この日、三度目の参加となった戸松とし江さん(76)は「最近では近所の人としゃべることも減った。ここに来ると皆と話して、町内のことが分かるの」と笑顔だった。

荒井さんがサロンを開いたのは、昨年から町内の老人会会長を務めているのがきっかけ。見守り活動の際、独り暮らしの高齢者がよく話すことから、人との交流が足りないのだと感じた。同居の義理の父が昨年秋に亡くなり、がらんとした自宅を活用したいとの思いもあり、五月からサロンを開くことにした。小規模でも繰り返し開くことで知り合いが増え、災害や病気の際に助け合えるのを期待する。近隣の高齢者に声をかけ、参加を呼びかけている。

毎週第二、四水曜日の午後一〜三時に無料で開催してきた。お茶を飲みながらおしゃべりするのが基本で、毎回五〜六人が集まる。料理を作ったり、フラダンス体操をしたりすることも計画している。

基本的には荒井さん宅に徒歩や自転車で来られるほどの近隣住民が対象。年代は問わない。荒井さんは「直接顔を見て、話して、ぬくもりを感じるのは、コロナ禍を踏まえてあらためていいなと感じる。いろんな地域でもサロンをやってもらえたら」と話す。

一宮市内の独居老人の数は年々増えている。国勢調査によると、65歳以上の単身世帯は2020年に1万6014世帯で、20年前の3倍以上になった。

市は普段から家族と接することのない独り暮らしの高齢者を対象に、市の「ひとり暮らし高齢者台帳」への登録を呼びかける。登録すると、民生委員が定期的に訪問し、見守りをするのに加え、病気や緊急時に、市の委託業者に通報できる緊急通報装置を貸与する。有償の配食サービスもある。市高年福祉課によると、15日現在の登録者数は5712人。

また高齢者らが気軽に立ち寄れる「通いの場」は、市内に200弱ある。公民館や高齢者施設でボランティアが開催し、市が認定したり、社会福祉協議会が助成したりする。同課の担当者は運営する市民らに感謝し、「高齢者が外に出ることで、フレイル(心身の老化)予防にもなる。もっと数を増やしたい」と話す。

引用元:https://www.chunichi.co.jp/article/548955

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