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子ども食堂5年目 高齢者生きがいに 元教師・松本さん開設【富士市】

富士市今泉の子ども食堂「シニア&子どもカフェ 遊」が五年目を迎え、十六日に記念イベントが開かれた。記念イベントでは、子どもは無料、大人は百円の入場料で、手作りの焼きそばや豚汁、綿あめなどを振る舞った。

毎週土曜に施設を無料で開放しており、普段は利用者の七割近くが高齢者だ。 この日は親子連れも目立ち、スタッフは積極的に子どもに声掛けしていた。松本さんは「これが理想の形。やっぱり子どもがいると雰囲気が明るくなる」と目を細めた。

松本さんは在職中から演劇やコーラスなど市民活動に関わり、ゆくゆくは喫茶店など人が集まる場所をつくりたいと考えていた。退職後の二〇一八年四月、高齢者の孤独死や子どもの貧困問題に胸を痛め、全国的に増え始めていた子ども食堂に着目。 約二十人のスタッフは、市民活動を通じて知り合った仲間たち。

そば打ちを習い、食堂で手打ちそばを出したり、近くに借りた農場で子どもに農業体験の場を提供したりと、いろいろな取り組みに挑戦してきた。

共同代表の若月かず子さんは「せっかく遊びに来てくれたのに、閉まっていたらかわいそうだから」と、コロナ下でも休まずに食堂を開け続けた。 駄菓子を売り始めたり、おもちゃを置いて遊び部屋を作ったりと、「子どもに来てもらうためなら、できる限りのことをします」と笑う。

数年前に富士市に引っ越してきた松田敏明さんは夫婦で手伝っており、「この年で誰かの役に立てることがうれしい。人とのつながりも広がり、生きがいになっている」と語る。

最近まで十数年間、一般社団法人でセカンドライフの相談員を務めていた松本さん。富士市は2021年度、県内に先駆けて、子ども食堂の開設費用を助成する補助制度を創設。20万円を上限に経費の半額を補助している。

市によると、子ども食堂は市内に10カ所あり、5月にも1カ所が新たに開設される予定。 運営主体は市民団体やJAなどさまざまで、各施設はスタッフが勉強を教えたり、絵本を読み聞かせしたりと工夫を凝らしている。

引用元:https://www.tokyo-np.co.jp/article/172608

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