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フィリピン大統領選、マルコス元大統領の長男が圧勝の見通し 36年ぶり一族復権か

フィリピンで9日、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の任期満了に伴う大統領選の投開票があり、非公式の暫定結果によると、故フェルディナンド・マルコス元大統領の長男フェルディナンド・マルコス・ジュニア氏が圧勝の見通しとなった。

これまでの開票結果では、マルコス氏の得票率は55.8%、対立候補のレニー・ロブレド現副大統領は28%となっている。同時に実施された副大統領選では、ドゥテルテ氏の長女サラ氏が大差でリードしている。最終的な開票結果が判明するには数日かかる可能性がある。

マルコス・ジュニア氏は北イロコス州知事を務めた後、2010年から上院議員を1期6年務めた。 2016年の副大統領選ではロブレド氏に敗れた。マルコス・ジュニア氏が次期大統領に就任すれば、36年ぶりにマルコス一族がフィリピン政界で復権することとなる。

第10代大統領だったマルコス・ジュニア氏の父マルコス・シニア氏は、残忍で権威主義的な統治で知られる。1986年に民衆の反乱を受けて失脚するまで、公的資金から推定100億ドルの不正蓄財を行ったとされる。この間、フィリピンは多額の債務を抱え、一般市民は苦境に立たされていた。

マルコス・ジュニア氏をめぐっては、今回の選挙に向けて、一族の歴史に関する大規模な偽情報キャンペーンをオンライン上で展開し、個別の質問に直面する可能性のある討論会などを避けたとの批判の声が上がっている。

こうした懸念があったものの、選挙戦での世論調査によると、マルコス・ジュニア氏は他候補を数十ポイント引き離していた。投票率は高かった。投票所付近で3人が銃撃されるなどの暴力行為が散発的に発生したが、当局は、国全体へ広く影響することはなかったとした。

マニラで取材するBBCのハワード・ジョンソン記者は、こうした暴力行為に加えて投票所の機械が壊れたり、票の買収を示しているとされる動画が複数存在したりするなど、疑問が残ったままだと指摘する。

絶大な人気を誇る強権的指導者のドゥテルテ氏は、麻薬の売人や使用者に対する残忍な取り締まりで世界的に物議を醸してきた。人権団体によると、ドゥテルテ政権下で警察は裁判を経ずに数千人を殺害したという。

引用元:https://www.bbc.com/japanese/61389904

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